豊胸バッグのリップリングとは?
豊胸バッグのリップリング(rippling)
豊胸シリコンバッグを入れた後に、皮膚を触ると、ペコペコするところがあります。この症状に不満を持つ方も多くいます。
リップリングの原因は、患者さんの皮下脂肪が少ない、皮膚が普通の人より薄い場合に起こりがちです。大胸筋下に豊胸バッグを入れている場合には、大胸筋に覆われている場所には生じません。
主に、大胸筋に覆われていないバストの側方、または下方にリップリングが生じやすいとされますが、皮膚が薄い場所ならどこにでもできます。
リップリングは、ほとんどが皮膚側に膨らんでいますが、場合によってはくぼんでいるものもあります。
似ている症状に、乳がんの特徴の1つである「くぼみ」がありますが、周りの組織に癒着しているので、引きつっていることが多いです。リップリングは、周りの組織との引きつりはありません。
豊胸バッグの表面の形状がざらざらしているテクスチャータイプのものは、つるつるしたスムースタイプよりリップリングは起こりやすいです。
シリコンジェルインプラントに入れ替えすると改善されますが、現在はジェルタイプは販売されていません。
その患者さんの皮膚の状態、バスト付近の皮下脂肪がどの程度付いているか、手術前に評価し、リップリングができそうであれば、医師は事前にお話する必要はあるでしょう。
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